こちらで書いたように慣れないUSキーボードに手を焼き、発売と同時にポチしたM1プロセッサ搭載のMacBook Airが到着したので早速MacBook ProからMacBook Airに環境移行。毎回のことですが単純に移行アシスタントで環境移しておしまい、というわけには行かず、私が遭遇したのはこんな点でした。
移行直後のMBAログイン画面で日本語のユーザー名が入力できねえ:アカウント名を入れること
Big Surだけの現象かもしれませんが移行直後、ユーザー名の日本語が入力できず右往左往。ここはアカウント名の英数字を入れる必要があります。なので移行前に移行元のMacのアカウント名を確認しておきましょう。
Google先生に案内されたのはこちらで、アプリケーション>ユーティリティ>ターミナルを開き、「ls /Volumes/Macintosh\ HD/Users」とたたくことなのですが、Appleのサポートにもっと簡単に確認できる方法がありましたので以下にコピペしておきます。
「アカウント名を忘れてしまった場合は、Finder
ウインドウを開いて、「移動」>「ホーム」と選択します。アカウント名がFinderウインドウの上部にある家のアイコンの横に表示されます。」だそうです。

ATOKに切り替えても入力できない:キーボードを認識させること
日本語IMEはATOKを使い続けているのでMBAでもATOKにするも、どうやっても入力できない。原因はATOKのキーボードが選択されていないためで、どうやら移行元がUSキーボードのMacBook Proであったため、JISキーボードが認識されなかったようです。
これはATOKの設定から行います。メニューバーでATOKのアイコンを選択し、タップするとATOKのメニューが出てくるので、下の方にある「環境設定」をタップし「入力補助>キーボード配列」を開きます。一番上の「現在の環境設定」が自分の利用環境であることを確認します。その下の「入力・変換」タブをクリックするとキーボードの設定画面になります。ここが「英語入力時のキーボード配列:US」になっていると思いますので、その下の「キーボード配列の種類を変更する」にチェックを入れて「JISキーボードの配列」のボタンをクリックし、最後に右下の「OK」をクリックして終了です。下のスクショも参考にして下さい。

Sidecarを使えるようにする:MacとiPadをケーブルでつなぎ、互いのデバイスを信頼させる
移行とは関係ないのですがiPadをサブディスプレイとして使えるSidecarは便利なのですが、設定できても実際Sidecarができないと言うことがよくあり、試行錯誤してSidecarができたときには何でできたんだと言うことを往々にして忘れているもの。
どうやら、忘れるのがこの「デバイスの信頼」の設定のようで、スクショをとろうにもこれを再現しようとすると設定リセットをしなければならないので、設定をリセットしてまでスクショをとろうというインセンティブが起きない。。。
ヒントになったのはこちらに書かれている「2.デバイスを信頼し、Finderから「WifiがオンになっているときにこのiPadを表示」にチェックを入れる」の設定。私の場合、まずMBAとiPadを有線でつなぎ、MBAのFinderを開いてつなげたiPadが表示されていることを確認。次にそこに表示されているiPadをクリックしたらiPad側が「デバイスの信頼」なんちゃらの画面になり、iPadのパスワードを入れた後、MBAのシステム環境設定のSidecarの画面で「接続先」に自分のiPadが選択できるようになりました。
以上、何らかの形でここにたどり着いた皆さんのお役に立てば幸いです。