父の死後1週目〜2週目の記録。1回目(葬儀翌日まで)は
こちら父や相続人の戸籍謄本、住民票、印鑑証明等の取得、不動産登記情報の確認、保険や行政サービス、公共料金など諸々の手続き、法定相続情報一覧図の作成と申請を行った。
週に2日は実家に赴いて役所や金融機関で相続の手続等をしたり、母を通院や買い物に連れて行くなど日常生活のケアを実施。
相続と登記の内容は、被相続人が父、相続人は母、私、弟の3人。父の財産は実家の土地と建物(持分21/24)、銀行と郵貯の口座。これらをすべて母に相続。不動産登記は母へ所有権と持分移転を行い、ついでに建物を1/24共有している弟の住所変更を行うもの。
1週目
- 自分の戸籍謄本、住民票、印鑑証明取得。住んでいるところはコロナ対策?として証明書発行費用無料なので助かるが、本籍地は通常通りの費用必要。弟にも同じものの取得を依頼。
- 実家の登記情報を登記情報提供サービスで取得し登記内容を確認。土地は父名義、建物は父、母、弟の共有を確認。また、弟の住所が実家のままだったので相続登記時に住所変更登記も行うこととした。
- 法務省のサイトで遺産分割協議書や登記申請書のテンプレ入手
- 銀行とゆうちょの手続きを確認し、郵便局に行ったついでに相続手続き用の書類をもらう
- 弟の住所変更登記には実家の住所から現住所までたどれる書類が必要なため弟に追加で戸籍の附票を依頼。
- 弟氏、実家から海外転居、帰国時は実家ではなく都内に直接転入したため、現住所の区の戸籍の附票では実家の住所までたどれないことが判明。実家の市役所に相談したところ、実家から海外転居した際の記録がある戸籍の附票をとればつなげられるのではとのことなので、弟に市役所のサイトにあった委任状のリンクを送り、署名捺印して住民票などとともに送付するよう依頼。
- 木、金と実家へ
- 市役所で父の生まれてから死亡までの全戸籍、住民票の除票を取得。今の戸籍、私や弟が生まれたときの戸籍、さらに古い改正前の戸籍が2つあり、これらを全部取得したら2部で6000円もかかった。。。今の戸籍以外は手書きで一部難読な箇所も。父は実家のある自治体に本籍を置いてあるため本籍地の役所まで出向く必要がなく助かる。
- 死亡届から1週間ほどだったので謄本発行は戸籍にデータが反映されているかどうかを調べつつ行うので時間かかるとのことなので、合間に別の窓口で父の社会保険、介護保険の手続きや身障者手帳の返却、後期高齢者保険からの葬祭費支給申請手続。父が亡くなる前に介護保険の介護度の変更申請を行っていたためこの結果は数週間後に届くことを知らされる。厚生年金は別途年金事務所での手続きが必要なことを案内されたので電話して予約をとる。父の戸籍取得を含め結局市役所の手続きで2時間かかった。
- 母を医者へ。木曜日は耳鼻科に連れて行き、補聴器屋への紹介状をいただく。金曜日は整形外科へ連れて行き、診察の合間に市役所で弟の戸籍について相談。整形外科では腰痛がしんどいという母に介護認定申請の勧めもあり、必要書類をもらって本日2回目の市役所訪問し、母の介護認定を申請する。
- 整形外科の後、母を信用金庫へ。近所にあった支店が統合閉鎖され不便になったとのことで母がもっていた口座を解約。それを郵便局に入金するとともに父の相続手続き書類を提出。1〜2週間後に必要な書類案内が届く予定とのこと。
- NTT、NHK受信契約、損害保険、水道、電気、ガスなど父から母への名義変更等の手続きを粛々と。
- 水道は名義変更だけではなく所有者変更届なるものも水道局(市ではなく周辺自治体も含む広域事業団的なところ)の窓口に提出して下さいと言われるが、この提出は義務でないのか電話口の担当者の歯切れ悪い。相続手続き全部終わったら対応することとする。
- 父の携帯電話契約解除。ドコモの場合、ドコモショップで死亡届と私の身分証明提示で手続き完了
- 追加でお香典いただいた先への引き出物発送。
2週目
- 弟から相続、登記の必要書類と委任状が届く。戸籍謄本や住民票を見ながら法定相続情報一覧図を作成。住所や続柄は戸籍謄本や住民票記載の通りに。
- 母、補聴器屋に自力で行き補聴器を1週間レンタル。34万という値段におののいて外出時は身につけられない模様。
- 木、金と実家
- 市役所で弟や母の戸籍付票、印鑑証明等を取得し、父の印鑑登録証を返却。弟と母の書類取得には委任状が必要。
- 法定相続情報一覧図に父と相続人全員の戸籍謄本と住民票を添えて法務局に提出。
- 法務局サイト記載の手続きやテンプレに従って被相続人と相続人の関係を記した「法定相続情報一覧図」を作成し、戸籍謄本や住民票などを添えて法務局に提出するとその内容を法務局が認証してくれるもの。手数料はかからない。相続関係者全員の戸籍謄本の束に代えて不動産登記や金融機関等の相続手続き書類として使える。
- 相続人の住所も入れておくと住民票の添付が不要になる手続きもあるので私は相続人全員住所を記載して一覧図を作成して提出。添付した戸籍謄本や住民票は一覧図完成時に返却してくれる。
- 提出後、処理番号を期した書面を渡される。完成した法定相続情報一覧図を受け取るときにその書面、身分証明書が必要。何も問題がなければ1週間ほどで完成し、電話連絡すると受付担当者に言われる。
- 申請部数は5部とした
- 地元の司法書士会の相談窓口に遺産分割協議書の内容相談。
- 管轄法務局の登記手続案内を予約し登記申請書の書き方を相談(1回目)。
- 登記手続案内は電話で相談したい要件を告げて予約すると予約日時に法務局の担当者が電話をくれる。実家の管轄エリアは前日の電話で翌日の予約が取れた。
- 予約日時に法務局担当者(080から始まる携帯の番号だった)から電話がかかってくるので、登記したいことの概要(遺産相続協議書で相続内容を決める、被相続人父、相続人母と子供二人、土地と建物をすべて母に相続、建物は父、母、弟の共有、相続登記のついでに弟の住所変更登記をしたい)を伝え、手元に登記申請書のドラフトを用意。電話の向こうから登記申請書の上から順番に内容をアドバイスしてくれた。登記申請書や委任状は法務局サイトにあるテンプレを使うのが良い。
- 私は1回目の相談を反映して最終形に近いものを作り、翌週もう1回相談したもので登記。司法書士会に相談した時は自力登記は難しそうで司法書士を探すことを考えたが、法務局の登記手続案内の結果自力でいけそうなので自力で行くことに。
- 自宅の片付けで出たごみを市のごみ処理場に直接持ち込み処分。父のものと言うよりほとんど私の子供時代のおもちゃとか黒歴史にしたい手紙とか、とっておく必要ないものをこの際と思って処分。
- 叔母に紹介してもらった地元の石材店が来宅し概算価格等を伺い墓の品定め。墓地は日差しが強く黒っぽい石だと経年劣化で割れることが多いのでグレー〜白っぽいのを勧められる。家の工事の時に父がこだわっていた、実家の庭石に使っていた三波石でも置けばと思ったが、そんなことをすると一気に加工賃が上がると。石はインドか中国産がほとんどでここにも全世界サプライチェーン混乱の影響が出ていて納期が読みにくいと。市営霊園の権利があるなら名義変更をしておいて下さいと。価格は工事込みで税込み総額60万くらい。母を連れて市営霊園に行き墓地の場所など再確認。
- 葬儀屋に余った引き出物と借りていた枕元祭壇を引き取り依頼、高額香典をいただいた方にはカタログギフトを贈ることとしカタログをいただくが、単に金額が書いてあるだけで中身はネットを見なければわからない代物なので母には役立たない。。。結局シャディのウェブから直接頼んだ。
- 市の固定資産税と都市計画税の口座振替は死亡届と連動しているのか、早々に払込票が届いていたのでコンビニで支払う。銀行へは届けてないので父の銀行口座は停止していないはずなのに早いな市役所。
- 訪問診療医療機関から死亡診断書の請求1.1万円振り込みにて支払い
- 生命保険は意外に早く支払われた