この時期のダイビングに行くのが実は好きである。というのは、日の出が4時半頃、日の入りが19時頃と日照時間が長く、明るい時間帯にドライブできることと、目に飛び込んでくる伊豆半島の新緑の濃さである。おまけにGWや夏ほど混んでいない。そんないつもの南伊豆への道をTTRを転がしていく。天気は良いのだが、空気が心なしか冷たい。風も少しずつ強くなっているようで前日海遊社に電話したときも「風の様子では出航できないかも知れません」。
たいした混雑に遭遇することなく4時間ほどのドライブで南伊豆に到着。風の様子を見て、結局風が強くなる前に潜り終えようと言うことで、今日は港に戻らず2航海することになった。今日のダイビングは海の状況以上に、先日かなりの手間をかけて再生したストロボの具合。これがどの程度使えるかという実験の場でもある。先日来煩っている顎関節症のため、土曜日からマウスピースの装着を指示されている。外すのを忘れて付けたまま船に乗ってしまったため、マウスピースを付けたまま潜るハメに。
1本目はカメ根
イサキやタカベの群れは相変わらずで、春らしくイサキの幼魚もの群れも。大物は出てこないが魚影は相変わらず濃い。流れはそれほどではなく、また、水温は16−17度程度で、後半がちょっと寒いか。残念ながら透明度が5−10m程度と振るわず。
ストロボは問題なく利用でき、ガイドのSさん曰く「タカベが散ってた」というくらい強烈な発光。ハンマーシーズンの時に「ハンマー散らしの名人」と言われないように気をつけないと(笑)。
1本目が終了し、本日は沖にて水面休憩。西風のため西側にある入り江に入れないため、島の東側の風が弱いエリアで波に揺られて休憩。神子元DS、ハンマーズ、タートルの船も同様に水面休憩中。1時間ほど休憩して、2本目に。
2本目はハシゴ段
根の下にあるトンネルをくぐる。ここでストロボが威力発揮。写真を見て結構きれいに写っているのを見てちょっとびっくり(オートフォーカスではないので、突然のピント合わせには一手間かかるため、多少のピンぼけあり)。
テングダイもストロボでびっくりか。壁際には色鮮やかなソフトコーラルが群れているため、ストロボのテストも兼ねて撮影していると、どうやらイロイザリウオがいたらしく、皆さん珍しくマクロの目になっていた。コンディションは1本目同様。
西風が強くなり、行きは50キロくらいでとばしてきた福丸も40キロを出すのがせいぜいで、珍しく岩礁群の東側をぐるりと迂回していくコースで帰港。
機材洗い、昼食、昼寝、ログ付けといつものパターンでこなして、5時頃に南伊豆を出発。小木曽商店で干物を購入。ついでに何も面倒見てない実家にも送る(母の日、父の日に何もしてない罪滅ぼし)。川奈の魚料理屋「おお田」で晩飯。金目の煮付けが目の前で品切れとなり、鰆の焼き物に。東名の渋滞は解消して順調すぎるくらいで、深夜料金適用を狙って港北PAで10分くらい小休止。なんと、トヨタ2000GTを初めて目撃。40年近く前の車とは思えないかっこよさがある。
写真のとおり、再生したストロボYS200の威力はかなりのものがある。水中での光量には魚も驚くくらいで、ソフトコーラルの色も鮮やかに再現されている。このニコノスVとストロボYS200の組み合わせ、陸上ではかなりの重さであるが、水中ではストロボが若干プラス浮力になるせいか、扱いは楽。ただし、潜行がいつもの感じでできず一苦労し、2本目はウェイトを1キロ増やしてみた。また、落下防止のワイヤーをアームの上下に各1本付けているが、下側の1本で充分と思われ、もう1本はエントリー・エグジット時にBCに取りつけられる短いフック上のワイヤーを付ければいいかなと思われる。今週末にまた改良作業である。
ダイビング終了後に分解してみたが、水が漏れている形跡はなく、自己流ながらも修理はどうにかできたものと思われる。このストロボが見せてくれる海の世界が楽しみである。さて、次はいつ行こうか(^^)