2月20日
雲一つない晴天が広がる。生協でおにぎりとバナナを仕入れてDSへ向かう。今日は他のDS(KAIZIN)も合流し、また、体験ダイバーも加わったので船上は賑やかに。
1本目はひょうたん島。水面休憩中に、お食事中のハンドウイルカに遭遇。遠くにはザトウクジラのブリーチングの姿も。
体験ダイバーの体験ダイビングを別のポイントで行い、また移動して2本目は北一つ岩。オーバーハングの洞窟にホワイトチップ、伊勢エビ、ハナミノカサゴといった派手な魚たちが...。午後になると風、波ともに強くなる。やっぱり水面休憩中に体温を奪われるせいか、潜ってもすぐに寒さを感じるため、3本目は潜らずに船上で。
2月21日
ダイビング3日目。風は止んでいる。今日のゲストは私を含め4名。
1本目はシロワニがいるポイント、島の南にあるハートロックというポイントへ向かう。途中またしても鯨に遭遇。ハートロックは、ピンク色の岩肌がハート型になっているところに由来する故で、このポイントの水深30mくらいのアーチには常時シロワニがいるという。が、アーチの中にはシロワニはおらず、シロワニの歯探しタイムに。サメ類の常で、歯がしょっちゅう生え替わるシロワニが常時いる場所であるため、かなりの確率で見つけられるとのこと。小石の水底を探してみると、尖った白色の物体がきらり。しっかりシロワニの歯をGET。で、肝心のシロワニは、1匹アーチの周囲をふらふらと泳いでいるのを発見し、しばし追跡するものの、水深30m近いところでもあるため長時間の滞在は難しく浮上へ。途中、イソマグロの小さな群れに遭遇。
2本目に移動する途中でまたしても鯨に遭遇。そして2本目は南島に近い閂ロックへ。ここはポイントとなっている岩の周囲を回り、最後にドリフトで浮上するコースで、小笠原でも人気のあるポイントらしいが、潮回り次第でポイントに入るタイミングが限られるとのこと。幸いにも潮止まりの時間帯であり、今回入ることができた。
穴の中には伊勢エビ、ネコザメ、ホワイトチップ、ミノカサゴなど。そして水深38m付近の真っ白な砂地にいるトビエイの小さな群れを見下ろす。岩の中を抜けるトンネルを抜けて元の場所に戻り、浮上しながらのドリフト。イソマグロ10匹程度の群れが通り過ぎていく。
今日こそ3本目に挑戦したいと思っていたが、やっぱり体温の回復に時間がかかるため断念。1日船上で過ごすため必然的に風に吹かれっぱなしとなり、ボートコートを羽織ってもウェットを来た体の体温はなかなか回復しないのが原因と思われる。南国とはいえココはやっぱり東京の海である(笑)。この時期の小笠原に行く人は、ドライがオススメです。後は、お昼にカップラーメンなどの温かいものを食べるようにするのも一案でしょう。