コロナ禍で外出自粛、インバウンド需要の蒸発で苦しいホスピタリティ業界であるが、2021年に帝国ホテルがサービスアパートメントプランを発表して以来、長期滞在プランが様々なホテルからでてきました。いずれもリモートワークを考慮しWiFi利用は無料、それ以外は価格設定や提供内容にホテルごとの工夫が感じられます。
稼働率は上がる反面、単価が下がるというホテル側にとっては諸刃の剣ではあるが、利用者からすると信じられないような単価で高級ホテルのサービスを体験できるいい機会なので、自分のメモもかねて2021年3月初旬時点で都内近郊の高級ホテルが提供しているプランをまとめてみた。
帝国ホテル
30泊税サ込み36万円のサービスアパートメントプラン。駐車場、フィットネス無料。ランドリーと食事のサブスクサービスオプションあり。7月までのプランは完売とのこと。プランは5泊から。
ホテルニューオータニ
スーパーTOKYOCATIONは朝昼夜の3食とランドリー込みで30泊一人税サ込み75万円。プランは6泊から。駐車場は帝国同様無料。
京王プラザホテル
“暮らす”@theHOTELは7連泊からプラン提供、30泊では税サ込み21万円。朝食、駐車場無料。これも完売とな。
札幌の京王プラザも長期滞在プランがあり、こちらは30泊税込み15万円から。朝食は滞在中6回のみ。
セレスティンホテルズ、三井ガーデンホテルズ、sequenceを運営する三井不動産ホテルマネジメントは「サブ住む」として、系列のいろいろなホテルに滞在できる「ホテルどこでもパス」、一つのホテルに滞在できる「ホテルここだけパス」の2つのサブスクプラン提供開始。30泊を15万円+1泊500円または2,000円の利用料で使えるホテルどこでもパスは完売と。
椿山荘
長期滞在シンプルプランは30泊税サ込み93.9万円。清掃は毎日やってくれますが食事はレストランの割引のみ。駐車場無料。
プリンス
長期滞在にも使えるプレミアム30という都内のプリンスホテルで使える24万円税サ込みのチケットを販売開始。紀尾井町のプリンスギャラリーはチケット5枚で1泊、品川プリンスは1枚で1泊できる。
オークラ、パレス、東急は追随していないですね。
一方外資系はインターコンチネンタル系が熱心で、ハイアット系からは1週間単位のプランが出ています。ヒルトン系は見当たらず。
インターコンチネンタル東京ベイ
20年9月からロングステイプランとして25泊以上であればレギュラーフロア スーペリアルーム 1泊あたり税サ込み1万円のプラン提供中。
横浜グランドインターコンチネンタル
31泊のマンスリーステイプランを15万円から提供。ジム無料利用付。これは8月分まで完売とな。
ストリングスホテル東京インターコンチネンタル
30泊のシナガワ・ロングステイby InterContinentalを税サ込み39万円で提供。フィットネスルーム、駐車場無料。
ANAインターコンチネンタル東京
ホーム アウェイ フロム ホーム:Home away from homeで30泊プラン税サ込み35万円(東京都宿泊税別途)。フィットネス無料、駐車場50%オフ、ルームサービスサブスクプラン6万円。確かここは映画評論家の淀川長治さん晩年住まいとしていたと記憶。
マリオット東京
30 Days Staycationとして30泊プランを税サ込み43.5万円から提供。朝食、駐車場無料、ラウンジでの軽食も含まれています。
ハイアット系はアンダーズとグランドハイアットが7泊単位のプランを提供
アンダーズ東京
My Week at Andazとして7泊8日で税サ別13.3万円、7泊単位で延長可。食事や駐車場はつきませんが、フィットネスやプール利用が付き、夜には軽食やアルコールの提供もあるラウンジが24時間使えるのはいいかも。ここは3月分まで完売
グランドハイアット東京
グランド ウィークリー エスケープ at 六本木ヒルズとして7連泊プラン税サ別11.9万円、クラブフロアは25.2万円。滞在中1回ステーキハウス「オークドア」での食事付き。
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