堅い話を続けて書いたので、軟らかく最近見た映画の話。
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オランダの光」英語のページは
こちら。
フェルメールなどに代表される独特の絵画を生み出した「オランダの光」は湖の干拓により失われている、という美術家ヨーゼフ・ボイスの仮説を現在の美術家、批評家、美術史研究家、気象学者への取材や実験、欧州各国を渡り歩くトラックドライバーからのコメント、定点観測等により検証していくドキュメンタリー。
結局結論はでないのだが(と私は感じたが)、他の土地に行ったときに感じる「光の違い」をロジカルに理解できたことと、オランダと似たような環境(水面が多い、平坦、空気中の水蒸気が多い)でも同様の光が成り立つのではないか、と。それから考えると、ちょっと水面が多いけど、オランダのように平坦で空気中の水蒸気が多い沖縄で色の鮮やかさを感じるのは、オランダの光ならぬ「沖縄の光」が存在しているのかも。
普通の映画館じゃなくて、東京都写真美術館で上映、っていうのが不思議でした。
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オールド・ボーイ」(Mac版ネットスケープではFlashの動作が少々不安定でした。)
以前別の映画(華氏911か、モーターサイクル・ダイアリーズかな)を見たときに予告編を見て、興味がわいたのでいってみた。原作が日本人だってことも直前に知ったので、前提知識ほとんどなし。
解放されてから監禁した人間を捜し、その理由を探していくところの展開は変に複雑な伏線を張ることもなく、ストーリーの進むテンポも良かったです。一つだけ違和感があったのは監禁場所の門番みたいなことをやっている人間にハンマーで殴りかかる際に画面に出る点線で、正直「そんな演出せんともええやん」と。
韓国映画だからとか韓流だからとかそういう先入観なしにみると良いかと。
最近シネコンがたくさんできたおかげで、映画を見る機会が増えたのはありがたいのだけど「いってみようか」と思ったときにはその映画が終わっていることも。というわけで、興味を持った映画には気がついたときに忘れず見に行くようになったので、映画を見る機会が自然と増えているのかな。