2015年から2016年の年末年始に南部アフリカ4カ国(ザンビア、ジンバブエ、ボツワナ、南アフリカ)を旅行してきました。
日本語の情報があまり少ないので気がついた点を何回かに分けて書いていきます。
ツアーは、アフリカに強い旅行代理店「
道祖神」の
ボツワナ・サファリ、大瀑布、喜望峰9日ツアーをベースに、ホテルの変更、延泊、出発空港の変更などお願いして手配しました。さすがアフリカに強い代理店だけに、ビザの情報なども正確でしたし、添乗員は同行しませんでしたが、各空港やホテル等現地側の出迎え等は全く問題なく、楽しむことができました。
南アフリカは直行便がないので、早いルートは香港乗り換えの南アフリカ航空(スターアライアンスなのでANAとコードシェアがあるほか、キャセイやJLともスルー発券あり)またはシンガポール乗り換えのシンガポール航空になります。アフリカでの飛行機移動があるならそれらも含めて南アフリカ航空にしたほうがエア代は安いようです。一方、シンガポール航空はジョハネスブルグ国際空港(JNB)を経由していくものの、JNBでは飛行機を乗り換える必要がなく1時間程度のストップオーバーなので、実質シンガポールからケープタウンまで直行。ジョハネスブルグかケープタウンだけが目的ならシンガポール航空を使うのも手かと思います。
私たちはザンビアやボツワナへの移動もあることからキャセイパシフィック航空+南アフリカ航空の組み合わせにしました。また、預託荷物は一人23キロ×2個までOKだったので、ワインをたくさん買って帰ってくるのに助かりました
スプレー散布にびっくり
さて、南ア航空のJNB行きに香港で搭乗後、離陸前に機内に消毒?のスプレーの散布があったのにはびっくり。路線によって行うところと行わないところがあるようです。今回の旅行で南アフリカ航空に乗った便のうち、JNB→ケープタウン(CPT)、CPT→JNB、JNB→HKG便では行われなかったことから想像するに、アフリカ大陸に入る便、アフリカ大陸内発着の国際線で行われる模様です。離陸準備が完了した後に通路をスプレーをもったCAが歩いて噴霧します。機内誌には無害との注意書きがありますが、散布直後はにおいもあるので気になる人はマスクするなりハンカチで口を覆うなり準備を。においはすぐに消えます。
HKG−JNB線ではエコノミーでも歯磨き&歯ブラシ、アイマスク、機内用靴下の入ったオーバーナイトキットが配布され、また、機体は2−4−2座席配列のA340でしたので、機内では割とくつろげました。機内エンタテインメントシステムのメニューは英語なので映画の原題がわからないと何の映画かわかりにくいところはありますが、Asianのセレクションには日本の映画も有り(私が乗ったときは「寄生獣完結編」がありました)、「ミッション・インポッシブル」などのハリウッド作品は日本語字幕のある映画もありました。ワインは南アフリカ産ワインが出ます。また、南ア航空は近距離国際線はもとより、JNBーCPTといった国内線でも軽食とワイン、ビール等アルコール飲料も選べる機内サービスがあります。
南アフリカ航空(エコノミークラス)のオーバーナイトキット
ジョハネスブルグ国際空港
香港からは13時間で到着です。JNBは南部アフリカの玄関なので南アフリカ国内や南部アフリカ周辺国乗り換えのハブにもなっています。
BAとAFの380が並んで駐機していたりもして、これだけの輸送量が必要なくらいの人や貨物の行き来があるのかしらと。旧英国植民地の権益なのか、南ア国内線や近距離国際線にBAが飛んでいたりします。
私たちはここからザンビアのリビングストン行きに乗り換え。Transitの標識に従っていく南アフリカのTransitの審査が必要なようで、入国手続きの様なものがあり、Transitのスタンプを押されました。
JNBは空港保安エリア内は手荷物カートがないので、手荷物が多いときは不便。
空港内Wifiは、JNB、CPT他南アの各空港共通で、Always OnというSSIDをつかみ、メールアドレス等を入力すると1日あたり50MBもしくは30分、どちらかが上限に達するまで無料で利用可能。ホテルのWiFiもここだったので実質的にこのプロバイダが南アのネット接続はほぼ牛耳っているのかも。具体的な使い方はこちらの
リンクから。
免税店の価格はVAT14%を差し引いても若干高め。南アフリカにワイナリーは相当あるので、ワイナリー巡りで気に入ったワインがあり、日本に持ち帰ろうと思うならそのワイナリーで買った方が良いかと思います。空港の免税店や市内のスーパーでは売っていないワインも多くあります。出発前から気に入ったワイナリーがあるなら、行きのJNBの乗り換え時に免税店にあるかどうかチェックしておくと良いかもしれません。
ザンビアのリビングストンへリビングストン行きはバスゲートからバスに乗って飛行機まで移動。JNB離陸直前に例のごとく機内でCAがスプレー散布。
JNBから2時間ほどでザンビアのリビングストン国際空港に。着陸前にはビクトリア・フォールズも見えます。
ザンビアのビザは空港で取得します。Single VisaはUS$50なので、ジンバブエ側のビクトリアの滝にも行くなら2回入国可能なDoube Visaをとっておいた方がVisa代がUS$20安くすみます。Double Visa代金はUS$80、入国審査時にUS$現金もしくはカードで支払います。以前はジンバブエとザンビアに複数回入国できるUni VisaというのがUS$50で発行されていて、ザンビアとジンバブエの複数回の出入国をカバーできたのですが、現在ザンビアでは発行されていません。Visa Stampがないから一時的に停止しているという説もあったので入国審査時にも聞いていましたが、Uni Visaは無いときっぱり言われました。
リビングストン空港ターミナルには無料WiFiがありました。ただしWiFi接続後に表示されるウェブサイトで指示されるIDとパスワードは全部大文字だったのですが、それでは通らず、小文字にしたら通ったという変な設定でした。
東京で預けた荷物も無事に到着していたので、出迎えのドライバーと合流して無事にホテルへ。
こちらは夏ですが、カラッとしていて気持ちいいです。
中古の日本車が大活躍で、私たちが乗ったミニバンも日本語の注意書きやら平成27年7月までの車検証がそのまま貼り付けてあったままでした(笑)