暇なのと近所のパン屋がビル解体でなくなったこともあり、自宅でパン焼きに挑戦中。
パン作り、基本的には、小麦粉とイーストを用意し、砂糖、塩、バター、卵などを適宜加えて、こねる(15〜30分)、一次発酵(40〜50分)、ベンチタイム(15〜20分)、二次発酵(ホイロ、40〜60分)、焼き上げ(15〜20分)、という段取りなのだけど、こねるのが手間なのと、通しでやると最短でも2時間位と意外に時間がかかる。それ故時短をしたりこねるのをなくしたりといろいろなレシピ集も出ている。
まずは「新版 イチバン親切なパンの教科書」(新星出版社)を参照し、いわば基本的な作り方で何回か作り、ある程度基本を覚えたところで、1日5分という言葉に惹かれて図書館で借りた「1日5分かけるだけで本格パンが焼ける! ベーシックブレッド編」(楽工社)のレシピで何回か作り、今自分なりにたどり着いたやり方みたいなもの。
「1日5分...」の作り方の基本
詳しくは本に当たっていただきたいのですが、ざっくり言うと大きめのタッパーにやや多めの水分量で4〜5回分位の生地を小麦の粉状の塊がなくなる程度まで混ぜ、室温で一次発酵、その後それを冷蔵庫に保管。そして、パンを焼く日に冷蔵庫から必要分量の生地を取り出して成形し、室温で二次発酵させ、焼くというもの。混ぜた生地は2週間程度保管可で、混ぜる時間が5分なので「1日5分...」のうたい文句になっている。ただ、現実はそうはいかない。
1)「1日5分...」の私的やりかた
レシピの半分で作るも、発酵で膨らんだ生地が手持ちのタッパーからあふれたため、1/4の量で1回分ずつ作る。レシピと違う点は、薄力粉に代えて米粉を使い、また、冷蔵庫から出した生地をオーブンの発酵モードを使って発酵させていること。
<材料>
・ぬるま湯 180ml
・ドライイースト 6g(赤サフ2袋)
・塩 6g
・粉 230g(強力粉150g+米粉80g)
<作り方>
- 深めのタッパー(1L程度の容量)を用意し、ぬるま湯を入れ、その後イースト、塩を入れて溶かし、イーストが活動する位まで放置(室温にもよるがせいぜい10分)
- 強力粉と米粉をタッパーに投入して混ぜる
- 一次発酵:室温25度位では1時間程度でタッパーの中で生地が1.5倍位に膨らむ。タッパーの蓋はしないようにしておく。このときは3時間やった
- タッパーを冷蔵庫に入れる。その際蓋を少し開けておく
- 翌日冷蔵庫からタッパーを取り出し、生地を打ち粉を敷いた台の上でさっさと整形し、オーブンペーパーを敷いた網に乗せ、オーブンに入れる
- オーブンの発酵モードを使って40度60分位二次発酵
- 取り出してクープを入れ、オーブンを予熱
- スチームオーブンモード、210度で20分ほど焼く
同じような作り方でレーズンパンを作る方法は製パン材料を販売しているTomizに掲載されているレシピが簡単かつおいしい。私はクルミを入れずにレーズンの量を倍位にして作っています。
2)常識的なやり方と「1日5分...」の組み合わせで作るトマト風味のロールパン
これは前回常識的なやり方でトマト風味のロールパンを作った際に、水分が少し少なかったことの反省から、少し水分を増やしたら「1日5分...」に近い柔らかさの生地となりこねるのが難しくなった。そこで「こねる」を止めて途中から「1日5分...」のやり方にして作ったら意外にうまくいったもの。
<材料>
・ぬるま湯とトマトペースト 合計130g(トマトペーストの量に応じてぬるま湯の量を調整)
・ドライイースト 3g(赤サフ1袋)
・粉 200g(強力粉100,米粉100)
・砂糖 25g
・塩 4g
・溶き卵 40g
・バター 40g
<作り方>
- バターを計量し、室温まで放置
- ぬるま湯、トマトペースト、ドライイースト、砂糖、塩を投入して混ぜ、しばらくおく
- 1に粉を入れて混ぜ、こねる
- 3がある程度混ざったら溶き卵投入してこねるあるいは混ぜる
- バターを投入してこねるというか混ぜる
- バターが溶け込んだかなと思った位でこねる(混ぜる)のを止め、オーブンペーパーの上に広げて整形し、室温で1時間ほど放置
- オーブンの発酵モードを使って40度60分位二次発酵
- オーブンを予熱している間にクープを入れ、表面に溶き卵の残りを塗る
- オーブンを予熱し、スチームオーブンモード、210度で20分ほど焼く