2006年06月18日

準備完了

22日からの作品展の準備完了。
今回の出展数は合計60点ほどになりました。
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遺跡から出土した土を使った器とか
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焼締めのビアマグとか
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神子元島をイメージした(つもり)の大鉢とか
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お時間ある方は是非どうぞ

「つちあかり展2006」概要
日時:
 2006年6月22日(木)〜25日(日) 11:00-19:00(最終日18時)
会場:
 自由が丘 アートフォーラムワンズ
 (自由が丘駅正面口徒歩1分)

posted by K's at 20:11| Comment(0) | TrackBack(1) | 陶芸

2004年06月01日

炎の力(結果)

「炎の力」で報告した穴窯体験。先週日曜日30日に取り出しの運びとなりました。参加した陶芸教室の先生や生徒が参加して、取り出しやら清掃を行いました。さて、炎の力は、どのような作品を私たちの目の前に見せてくれるのでしょうか。楽しみです。
toridashi.jpg
窯をふさいでいた煉瓦を取り払い、まずは一番下の穴窯の作品を取り出します。バケツリレーのように作品を慎重に手渡し。自分の作品が出てくると思わず本人我慢しきれず、抱え込むように大事に持っていく人も。なぜか女性ばかりな陶芸の世界、男性は棚板の掃除などの力仕事が多い(笑)

窯は余熱で中にはいるとサウナのような熱気が。

そして取り出された作品。この中に私の作品もあります。
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取り出し作業は朝9時に開始し、食事を挟んで1時頃に終了。とりあえず作品は教室の参加者全員分をまとめて持ってきたので、私の作品は今週末6/5に教室で作品を受け取る予定です。おいしい刺身と日本酒でも用意することとしますか(^_^);

posted by K's at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸

2004年05月23日

炎の力

<窯内の炎>
fire.jpg

1月から陶芸をはじめているのですが、昔ながらのやり方で焼き上げる、薪釜のお手伝いをさせていただくという幸運な機会に恵まれましたので、その体験記をまとめてみました。
薪釜はスイッチを入れるだけで良い現在の家電製品と違い、付きっきりで薪をくべ、火加減や空気の加減を調整し続けねばなりません。温度計がついていて温度管理ができることが当時と違う点でしょうか。そして、今こういうことをやれるのは言ってみればすごく贅沢なこと。そんな体験ができることを感謝しつつ、金曜日の夜から、沼津に向かい、諸先輩に交わり、僭越ながらお手伝いに参加させていただきました。
この薪釜は電気、石油、ガスがなかった時代に先人が考えた、当時の最も最先端な窯「登り窯」に昔ながらの「穴窯」が組み合わさった「穴登り窯」とでも言う感じの窯だそうです。下の窯を「穴窯」、上の窯を「登り窯」、穴窯の奥・登り窯の下に「捨ての間」と呼ばれる窯というか部屋があり、3つの異なった条件で作品を焼き上げることができます。横からを図式化すると以下のポンチ絵のような感じになります。
ponchi.gif


<窯全景>
kama.jpg
(上のイラスト、下の穴窯の焚き口側から撮影)
窯は東名沼津ICすぐ近くにある、あしたか芸術村内にある穴窯(大)。到着して驚いたのはその大きさでした。あたかも蒸気機関車がいまかいまかと走り出そうな雰囲気とでも言いましょうか。その迫力に圧倒されました。暗闇に煙突から時々赤い炎が見え隠れし、温度計は1100度以上を示しています。薪のくべ方を教わり、温度を見ながら時々10本位ずつ細い焚き口から薪をくべます。
 薪をくべると、窯の上部の穴そして煙突から炎が轟音とともに、あたかも心臓の鼓動にあわせるかのごとく吹き出し、炎の力強さを感じさせます。また、少ない酸素を求める炎が焚き口からも吹き出し、薪を放り込むときには注意しないとやけどしそうな勢い(ちなみに、化学繊維の衣服は火の粉が飛んだときに危険なので着用禁止となっています)。
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(煙突から吹き出す炎)
 1時頃までやったところで仮眠させていただき、5時過ぎに起きたときには、上下に二段階あるうちの下の窯(穴窯)のクライマックス。閉める前に大量に薪を入れ、6時頃に焚き口を閉め、以後は上の窯(登り窯)に注力。1100〜1200度くらいの温度を保ちながら、今度は登り窯の焚き口から交代で薪をくべ、登り窯の焚き口を閉めたのが土曜日の夜8時半頃でした。

作品の取り出しは翌週日曜日(30日)。自分の作品も一つだけですが入ってます。炎の力がどんな作品にしてくれたのか、日曜日が楽しみです。
posted by K's at 21:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 陶芸