2015年07月31日

H3-3Dジンバルの改造

Phantom2のH3-3DジンバルからGoProに給電するにはGoProのUSB端子にジンバルから伸びているコネクターをつなぐのですが、これが気がつくとジンバルからのリボンケーブルがコネクターの端子から抜けていて、気がついたらGoProの電池空っぽで撮影できてない、なんてことがあるわけです。

Pict0011

H3-3Dジンバル初期型はこんな野暮なコネクターじゃなかったそうですが、何らかの理由でこの野暮なコネクターに変更されてしまった様です。探せばあるもので初期型のコネクターに変更できるパーツをAliexpress(リンク先はパーツ発注先)で探してぽち。パーツの名称は「DJI H3-3D 3 Axis Gimbal Upgrade Back-insert AV Output Part with screws」なるもので、送料込みでUS$11.7。ポチッとしてから10日ほどで届きました。

届いたパーツはこれ

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取付方法ですが、まずはH3-3Dという文字のあるシールをはがし、マイクロUSB端子につながっているリボンケーブルを引っこ抜きます。また、上下のネジを緩めて、GoProを取り付ける側に着いているカウンターウェイトを外します(これは後から使います)。

Pict0012

こんな感じになります。

Pict0015

このカウンターウェイトを取り外したところに届いたパーツをはめ込むわけですが、パーツの四隅がジンバルと干渉するので適宜ニッパー等で干渉する部分を切り、ツライチになることを確認してからはめ込み、リボンケーブルを接続します。この段階で一度仮止めしてGoProを取付、Phantom2本体の電源を入れて、GoProに給電されることを確認した方が良いかもしれません。

Pict0017

その後、この上にH3-3Dのシールを貼り、カウンターウェイトを取り付けます。

Pict0018

GoProを取り付けて完成です。

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唯一の問題点は、これをつけたらリモコンのジンバル操作がReverseモードになってしまったこと位か。⇨これは後日母艦のMacを交換し新たにインストールしたアシスタントソフトで設定したらなぜか直りました。

タグ:GoPro PHANTOM2
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2015年07月26日

Phantom2 RCでFirmwareのアップデートが失敗したとき

Phantom2 RC Assistantをつかってリモコン側のファームウェアのアップデート、あるいは動作がおかしい場合に上書きインストールしている最中に、理由不明ですが失敗してリモコンのスイッチを入れてもLEDが点灯しないことがあります。

この状態になると、リモコンの電源スイッチをONにしてもLEDが点灯せず、また、Phantom2 RC Assistantの下の方にLoader modeという表示が赤い文字で現れます。

これはどうやらアップデートの失敗ということのようです。対処方法としては、

1)RC Assistantを終了しゴミ箱に捨てる。

2)RC Assistantを再度インストールする(このためRC AssistantのdmgファイルはMacに残しておくといい)

3)いったんリモコンのスイッチを切り、またスイッチを入れる(ただし、電源ランプはつかない)

4)RC Assistantを起動し、再度ファームウェアのアップデートを行う

5)アップデート完了後、電源を切り再度電源を入れる。

これでリモコンの電源が入ればOKです。

タグ:PHANTOM2
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2015年07月11日

Phantom2 抗干渉補強板のコンデンサがとれていたので修理/Replacing capacitor on H3-3D Anti-interference Reinforcement Board

Phantom2のリモコンのS1スイッチ修理ついでにPhantom2本体もばらして点検したところ、H3-3Dジンバル用抗干渉補強板(H3-3D Anti-interference Reinforcement Board)の電解コンデンサの片側の端子が外れてぶらぶらしていたのを発見。

元は25V 150μFのコンデンサがついていましたが、同じ規格の電解コンデンサは秋葉原の部品屋数軒回ってもなかったので、若干容量の大きい220μFを購入し、ぶらぶらしていたコンデンサを取り外して交換。

どうやら数ヶ月前の電池切れ墜落時の衝撃で片側の端子が切れて接触不良状態になっていた模様。そのとき以来、映像に微妙なぶれが生じていた原因もこれに起因するものかと思われ、コンデンサ交換後は解消しました。

元の抗干渉補強板の写真(セキドオンラインショップから拝借)

Original H3-3D Anti-interference Reinforcement Board with 25v-150μF chemical capacitor.
76174412

コンデンサ交換後の写真

H3-3D Anti-interference Reinforcement Board with 25v-220μF chemical capacitor.

Antiinter メンテナンスを考え見てくれは悪いがジンバルの後ろに装着。

で、この補強板の効果は何かと思い、つける前とつけた後の映像を撮ってみました。つけないと揺れが激しく見ていられない映像です。。

抗干渉補強板のコンデンサ有り・無しでの映像の比較

Comparison of movies: With the board and without the board

タグ:PHANTOM2
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2015年07月08日

Phantom2 リモコンのS1スイッチの修理/Phantom2 Remote Controller S1 switch repair

Phantom2のリモコン右上のS1スイッチがポキッと折れましたので修理しました。

こんな感じになりました。左にあるのは折れたつまみ/Broken S1 switch

Brokens1

Phantom2 S1 switch broken等でグーグル先生に聞いてみますと、どうやら単極双投3ポジショントグルスイッチという汎用的なスイッチの様子。秋葉原で調達できそうです。

The broken switch can be replaced by 3 positions single-pole, double-throw toggle switch (on-off-on), which is commonly available electronic parts.

早速秋葉原の駅前ガード下の部品屋にて調達。NKKスイッチズの製品でした。1個税込み226円。念のため2個買いました。写真、右の青いのが新たに購入したスイッチ(ワッシャやナットがついています)、左の赤いのが壊れたスイッチです。

Pict0007Left (Red): Broken Switch  |  Right (Blue): Newly Purchased Switch

Switchup 壊れたスイッチに比べ短辺方向に厚みがあります。

リモコンを分解します。

分解は裏側4カ所のネジを外し、マイクロUSBがついている方を少し開いてから、ゆっくりと引き出すとアンテナを止めている輪っかのところも外れます。スティックやスイッチがついている側の基盤のコネクタから、マイクロUSBと電池に行っているコネクタがついているので注意し、裏蓋をずらしたら、この2つのコネクタを外してから、裏蓋を完全に外します。

Bunkai1

上の写真はマイクロUSBコネクタを基盤から外した状態。壊れたS1スイッチは左上。

Disassemble the remote controller. To disassemble the remote controller, loosen four black screws in the back of the remote controller, then, slowly pull the back parts of the remote controller to release it from antenna.

Pict0001 壊れたS1スイッチを裏から。配線は上から茶、赤、オレンジ / See broken S1 Switch from inside. Wiring color to the switch from top: Brown, Red, Orange

ひっくり返して元のスイッチの配線色を記録しておいてから、配線を切り離し、壊れたスイッチを外します。壊れたスイッチはリモコン表側から大きめのマイナスドライバーなどでスイッチを止めている飾りネジを緩めると外れます(一番上のアップ写真参照)

そして、買ってきたスイッチをまず合わせます。元のスイッチより若干短辺部の幅が広いため、そのままではリモコンの表側にねじ山が出てこず固定できないので少し削ります。ねじ山が表に出てくることを確認したら、元のスイッチの配線と同様に配線を半田付けします。

Newsw新しいスイッチに交換(裏側から)。若干蓋側を削りました。

New switch installed. You need to cut some parts inside to fix the new switch to the remote controller.

Newsw2 表側から。以前のスイッチのネジが使えないため、買ってきたスイッチについていたナットで止め、念のため緩み止めを塗布しておきます。 Fix the new switch with the nut included in the new switch.

裏蓋側のマイクロUSBコネクタ、電池からのコネクタを基盤に差し込み、ネジを止めずに裏蓋を仮止めしてリモコンが正常に動作することを確認した後、ネジを止めます。

タグ:PHANTOM2
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2015年01月06日

Phantom2保護ショルダーバッグに手を加える

普段の空撮時には段ボール箱にPhantom2をいれて車のトランクに入れて移動していますが、遠出したときとか他の荷物があるとき、沖縄行くときに持って行くことを考えてSurehobbyから保護ショルダーバッグを買いました。価格は送料込み5,618円。

ものは注文から10日ほどで中国から届きましたが、中の緩衝材の形がカタログスペックとちょっと違っていて、旨く入らないのであちこち削ったりして適切に収納できるようにしました。外したプロペラの入れ場所に適切なところが見つからずどうするか検討しましたが、結局横にプロペラを入れるスペースを作りました。プロペラガードはバッグ本体のファスナー付き外ポケットに収納しますので、預けたときに上に何かが重ねられるとプロペラガードが壊れるのではという不安が少々あり。

カタログの写真ではこういう形のはずなのだけど
Bag_4
手元に届いたのはこれで、ずいぶん形状が違う。。

Img_0094

ということで、こうしました。

Img_0099
左側はバッテリーを入れるスペースとして、バッテリーがすっぽり入るよう一部を削り、右側は下の写真のように横から切り込みを入れてプロペラを入れる場所を作りました。ついでなのでリモコンを入れるところやPhantom2本体の周りもちょっと削りました。

Img_0101
そして、Phantom2本体(ジンバル付き)、リモコン、充電器、バッテリー2個、プロペラ4枚を入れると以下のような感じになります。予備プロペラは手前の穴に斜めにして入れます(見えないところをカットしてあります)。

Img_0100
バッテリーは利用状況管理のためナンバリングをしてあります。また、Phantom2本体とプロペラガードは飛んでいる方向がわかりやすいよう、飛行機や船の航法灯と同じ考えで赤と緑の塗装をしました。さらにこちらのサイトの記事を読んで、所有者責任を明確にしておいた方が良いとの考えから、私の名前と携帯番号をテプラで貼り付けてあります。

タグ:PHANTOM2
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2014年12月24日

アマゾンからのDJIパーツ購入には注意

アマゾンで売っているDJIのパーツはかなりの割合で偽物が混ざってます。
またこれがわかりにくい。。

例えばこのPhantom2対応のプロペラ。
Img_2168
ASINまで同じなのに、送られてきたのはDJIロゴもなく、プロペラにバリが残り、さらには純正よりペナペナな代物で即返品しました。

純正品はこのようにロゴ等も入った紙のタブがついており、ビニール袋も少々厚めです。

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送料かかりますが正規代理店から購入した方が良いと思います。

タグ:PHANTOM2
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2014年12月20日

室内では飛ばさない方が良いPhantom2

少し前にDJIのドローン、Phantom2を買いましたのでぼちぼち書いていこうと思います。
ホビーショウで実物を見ていたのですが、実際に家に届くと意外に大きさ感じます。さらにプロペラガードをつけるとなおさらです(比較対象に写っているのはMacBook Pro 15")。

Img_0023
で、こういうものが届くとすぐにいじりたくなりますが、室内では組み立てと動作確認にとどめ、外で飛ばせる場所が見つかるまではフライトを待ちましょう。くれぐれも室内で「ちょっと飛ばしてみるか」なんてことはやらない方が良いです。というのはPhantom2はこちらの解説によると、コンパスで方角、気圧センサーで高度、そしてGPSで機体の現在位置を把握しており、この3つがそろうことで屋外で飛ばすとぴたっと安定しますが、室内だとGPSが捕捉できないため操縦がかなり難しくなります。実際自分も壁にぶつけて壁に傷をつけ、プロペラを即壊しました。。。ラジコンヘリコプターの操縦に心得ある人なら問題ないと思いますが、それ以外の方は絶対に室内で飛ばすのは止めた方が良いです。

まず間違えなくこんな感じになり、プロペラ破損、運悪ければ機体まで破損します↓

ちなみに飛ばす場所にしても、都内では意外に限られます。例えば多摩川河川敷も大田区と川崎市に属するエリアでのラジコンは一切禁止されています。ある程度練習も必要なので、購入前にまずは近所に飛ばせる場所があるかどうかを確認した方が良いかと思います。

タグ:PHANTOM2
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