2018年に中古マンションを購入してリフォームして住みはじめて3年ほどになります。
寝室の壁と天井は珪藻土塗りにしたのですが、2020年春先、北側壁面にカビが発生していることに気がつきました。原因として、寝室なので湿気がこもりやすいこと、外壁面と接しているため室内外の温度差が大きいこと、その壁面にぴったりはまるような家具を誂えて隙間無く押し込んでいたことで空気の循環が妨げられ、湿った空気が滞留したことなどが考えられ、以下の対策を講じました。
1)家具を移動
空気を循環させて滞留を防ぐべく、きっちり寸法を合わせた家具ではありますが別の部屋に移動し、また、壁に掛けていた絵も反対側の壁面に移動し、空気の循環とカビ除去・予防策を行えるスペースを作りました。
2)カビをカビキラーで除去する
まずはカビの根元を立つべく、カビキラーを不要な布きれなどに付けてカビが生えているところに当てて、カビを除去しました。いきなり全面にやって壁の色が変色したりするのも困るので、目立たない箇所で色が変わらないことを確認し、カビが発生している箇所すべてにカビキラーを含んだぼろきれを当ててカビを除去しました。
注意するのは、1)換気を良くした状態で行うこと、2)布に付けて壁をたたいていくとはいえカビキラーが床にも散るので終わったら必ず床を水拭きして飛び散ったカビキラーを拭き取る、3)乾燥するまで換気を続ける、といったところです。服に付くと色も落ちますのでその点も要注意ですし、手にはゴム手袋をするのがおすすめです。
3)予防策はセスキ炭酸ソーダ、消毒用アルコールを吹き付ける
カビキラーでカビを除去し、カビキラーが乾燥した後は、セスキ炭酸ソーダか消毒用アルコールを吹き付けて再発を予防します。
毎朝起床後、窓を開けて換気する際にセスキ炭酸ソーダ(私は「セスキの激落ちくん」を利用)をカビが生えていたところに吹き付け、乾燥するまで寝室の窓を開けておくことを習慣にしました。カビの発生に気がついた頃は新型コロナウイルスの第1回目の緊急事態宣言時で消毒用アルコールが手に入らなかったのでセスキ炭酸ソーダが重宝しました。消毒用アルコールの供給が潤沢になってからは、消毒用アルコールとセスキ炭酸ソーダを交互に使うなどしています。吹き付けた直後は壁が水分を含んだ状態になりますが、乾けば吹き付けたところと草でないところの色の差などはありません。
4)現在の状況
2021年7月、梅雨末期の長雨の影響か、再びカビが生えました。
ただ、前回カビキラーで除去し、その後セスキ炭酸ソーダや消毒用アルコールを吹き付けていたところにカビは生えず、前回は生えなかったところに新たなカビが生えたこともあり、カビキラーでのカビ除去とセスキ炭酸ソーダや消毒用アルコールを吹き付け続ける予防策はある程度効果があったものと思います。
新たに生えたカビはまたしてもカビキラーで除去し、その後はセスキ炭酸ソーダとアルコール消毒液を1日おきに交互に吹き付けています。
ただ、これだけ除去してもカビが生えてくると言うのは、壁の下地にカビの根がある可能性もあり、カビとの戦いはこれからも続くかなあと。
本来はリフォーム前に壁の下地も剥がして状況の確認やカビの除去を行う、温度差を少なくするために断熱材の厚みを増やすなど、しておけば良かったのでしょうけど。。。